小野澤直子:大野歯科クリニック

子供の頃の歯科体験

カリエスで抜歯の宣告
中学2年生の頃、右上6番が痛み歯科医院に行った際、抜歯を宣告されました。家に戻り次回抜歯することを母に告げると、母がいつも通っている歯科医院で一度見てもらうよう促されました。そちらの歯科医院にお邪魔してみると、しっかりと根治をしてクラウンをかぶせてくれました。20年以上たった今でもその右上6番は健在です。熱心な先生に出会えてよかったと感謝しています。それ以来歯医者さんが好きになりました。

歯科衛生士になった理由

母の背中を見て
私の母は看護師です。母のように人の役に立つ仕事をしたいという希望がありました。看護師という職業の大変さを身近で感じ、夜勤で夜母がいない寂しさを抱え幼少時代を過ごしました。将来の目標を考えた際、自分の子供には寂しい思いをさせたくないと考え夜勤の無い医療職、歯科衛生士の道を考えました。上記にある歯科医院で働いていた衛生士さんがとても素敵な方で、ちょうど憧れを抱くようになったこともあったと思います。

出身校での学び

早稲田医学院歯科衛生士専門学校卒業。http://www.waseda-dh.net/
学生時代は友人との交流を大切にしていました。今でも同級生から多く情報、意見交換をしています。大切な私の財産になっています。

現在所属の医院を選んだ理由

明るい雰囲気で心温まる歯科医院
院長先生やスタッフの方がとても明るい雰囲気でお仕事をなさっていたこと、皆さんがとても勉強熱心で常に患者さんのことを第一に考えて行動をしている、という点から私も一緒に学ばせて頂きたいと感じたからです。

患者とのコミュニケーションで心がけていること

相手のタイミングに合わせる
患者さんが話しやすい環境や、その方に合わせた治療のタイミングを作ってさしあげるように心がけています。常に提供し続け、患者さん選択していただくように心がけています。

スキルアップのために心がけていること

さまざまな分野にアンテナを張り巡らせる
学会や展示会に積極的に参加するなどし、常に新しい情報などを収集するようにしています。キャッチした情報はスタッフの皆さんと共有できるように心がけています。

道具の手入れ方法

愛情を込めて、愛着を持って、責任をもって
ハンドシャープニングやサイドキック(HF社)を使用してインスツルメントのメインテナンスを行っています。また再利用する器具についての滅菌処理についても確実に安全にできるように感染管理についても細心の注意をはらっています。自分の使う器具に愛情を持って扱うことで、患者さんに対する処置もさらに愛情のこもったものになるように感じています。

三年後の自分は

今と変わらずに楽しく仕事をしていると思います。
今よりも多くの選択肢を患者さんに提供できるようになっていたいと思います。

歯科衛生士を生涯続けますか

もちろん！
歯科衛生士はとても素晴らしい職業だと感じています。

歯科医院に望むこと

共に学び成長し続ける
今と変わらずスタッフや患者さんの笑顔にあふれ、またスタッフの皆さんが前向きに学び続けられる環境を提供し続けていただきたいと思います。

職場選びのポイント

笑顔があふれる歯科医院
お給料や勤務時間だけにとらわれず、まずは見学に行ってみることをお勧めします。その際に診療室を出て行かれる患者さんが気持ちよく笑顔でお帰りになられるか？そこで従事しているスタッフの方が笑顔でお仕事をされているかどうかでその歯科医院のあり方のようなものが見えてしまうと思うのです。

推薦セミナー

モリタ友の会クリニカルチャーセミナー　http://seminar.dental-plaza.com/
バラエティーに富んだ内容があり、今のご自身にあったセミナーを見つけることができると思います。

おすすめ歯ブラシ

プロスペックフォーレッスン（GC）ウルトラフロス（ライオン）

愛読書・雑誌

歯科衛生士、デンタルハイジーン、CLINICAL PRACTICE OF THE DENTAL HYGIENIST (Esther M.Wilkins)医歯薬出版より日本語約版有

終了セミナー・所属スタディーグループ

日本歯周病学会認定歯科衛生士第151号取得
日本口腔インプラント学会認定インプラント専門歯科衛生士
一般社団法人日本医療機器学会第2種滅菌技士
その他多数

これからの歯科衛生士の働き方

さまざまな分野での活躍
歯科医院だけでなく、病院や介護施設での活躍の場もニーズがこどんどん広がっていくと感じています。いずれにせよ1人1人の歯科衛生士が、口腔の健康維持の重要性を目に前にいる患者さんに伝えていくことにより、国民全体の口腔に関する意識向上を担っているという認識を持って職業に従事することが必要だと考えます。