百瀬院長からの推薦
岡村さんは衛生士学校卒業後、百瀬歯科医院にすぐ勤務して現在は37年目のベテラン衛生士です。僕が歯科医になるもっと前の小さい時から働いているので昔からよく知っています。
当院ではそのころから歯科衛生士の担当制を導入し、歯周治療やメンテナンスだけでなく、今ではほかの衛生士を指導する立場になりました。
衛生士は歯科医師の治療の期間以上に患者さんと長いお付き合いになることが多く、今では岡村さんだけでも毎月100人以上の患者さんがメンテナンスに通っていただいています。
岡村さんが長く患者さんと関わっていくことが出来る理由は2つあると思います。1つは細かな観察力、口腔内の小さな変化や状態だけでなく患者さんの生活習慣や環境の変化を見つけ、対応できること。
もう1つは、誰に対してもやさしいところとだと思います。
技術はもちろん大切ですが、衛生士としての適性でそれが最も必要であり、難しいところだと思います。
今後も、より多くの患者さんがお口の中のトラブルなく、安定した状態で生活していただけるような歯科医院を目指して、引き続き頑張っていってほしいと思います。
百瀬歯科医院
TEL 03-3911-5703
〒114-0001
東京都北区東十条2-12-17
月・火・木・金曜日
9:30~13:00 14:30~19:00
水曜日
9:30~13:00
土曜日
9:00~13:00 14:00~18:00
休診日
水曜午後・日曜・祝日
子供の頃の歯科体験
乳歯が抜けずに永久歯が萌出してきたため、母に連れられて近所の歯科医院を訪れた記憶があります。幼いころから、虫歯の痛さや歯科医院に対する恐怖心など感じたことはありませんでした。
歯科衛生士になった理由
高校生だった頃、卒業後は将来の仕事の準備として何かを学びたいと思っていました。
当初は大学進学を考えていましたが、卒業後の仕事に直結することを学ぶ時間にしたいと考え、歯科衛生士学校への入学を決めました。
なぜ、歯科衛生士を選んだのか。それは、医療系の仕事に多少興味があったこと、そして何より一番身近な3歳年上の姉が歯科衛生士だったこと、これに最も影響を受けました。
出身校での学び
在学中は授業、実習、テスト、レポート提出などつねに何かに追われている忙しさがありました。
やはり臨床実習は最も印象に残っています。何もできない自分を思い知り、気持ちばかりがあせり失敗の連続でした。しかし、とにかく失敗を恐れず積極的に取り組むことを念頭に無我夢中の日々でした。
現在所属の医院を選んだ理由
一番の理由は歯科衛生士の業務が行なえる歯科医院だと感じたからです。
これまで学校で学んできたことを活かせる職場、歯科衛生士が歯科衛生士らしく保健指導や予防処置など専門業務を行なえることに魅力を感じました。
患者とのコミュニケーションで心がけていること
一方的にならないようにすること、話しやすい雰囲気づくり、そして相手の不安や興味などをいち早くキャッチするアンテナでしょうか。求めていることは何なのか、それに丁寧に応えます。
スキルアップのために心がけていること
つねに小さな目標を持つようにしています。自分だけの小さな目標、それをコツコツ積み上げることでいつか大きな力になると信じています。
道具の手入れ方法
日常使うものは、自分の責任下で大切に取り扱っています。
空き時間を何にどう使うかも能力のひとつだと考えます。
3年後の自分は
今よりもっと元気ハツラツと臨床の場で輝いていたいです。
歯科衛生士を生涯続けますか
他にできることなどありません。これまでの経験をいかして続けていくことができたらうれしいですね。
歯科医院に望むこと
歯科衛生士が働きやすい環境を整えていただくことが一番です。
単に労働条件のよさということではなく、高い志を持った歯科衛生士なら働きつづけることが可能となるよう柔軟な対応を望みます。
職場選びのポイント
実習にくる学生によく話します。
自分はどう働きたいのか、何がしたいのか、まずそれを明確にすること。次にそれができる職場かどうか事前に自分の目と耳で確認すること。安易に職場を変えることは考えないでほしい。
推薦セミナー
興味があったらどんどん参加するといいでしょう。私自身は臨床経験が豊富で現役で活躍されている歯科衛生士の方の話が最も興味深いです。共感できることが多いですね。
お勧めの歯ブラシ
モリムラのインタースペースブラシでしょうか、ベースとして使う歯ブラシは別にして、これを使うことで数段レベルの高い口腔内への完成が近づきます。
愛読書・雑誌
デンタルハイジーンですね、昔から一番身近な存在です。
修了セミナー・所属スタディーグループ
2001年スウェーデン イエテボリ大学にて歯周病セミナー受講 他
現在所属スタディーグループはありませんが、ときどき職場のスタッフが参加のムント会に加わります。
これから歯科衛生士の働き方
多くの歯科衛生士が離職することなく、誇りをもってぜひ社会で活躍されることを祈ります。